警視庁青梅署は27日、新型コロナ対策の「持続化給付金」不正受給事件に関与したとされる組員に、現金1万円を渡して逃走させたとして、指定暴力団・松葉会系大久保一家十二代目幹部で「嬬恋三代目」組長・武井美喜也容疑者(60)ら2人を逮捕した。武井容疑者ら2人は今年2月、国の持続化給付金およそ100万円をだまし取った疑いが持たれた組員の関係先として、組事務所に家宅捜索が入ったことを受け、関与したとされる組員に対し「群馬県内から逃げろ」と指示を出し、現金1万円を渡して逃走させた疑いが持たれている。逃走した組員は翌月、千葉県内で逮捕され、すでに起訴されている。

 警視庁は、2人の認否を明らかにしていないが、当時の詳しい経緯や犯行の動機、組織的関与について捜査している。

武井美喜也

投稿者 tokumei

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