愛知県警の警察官の個人情報が不正取得された事件に絡み、県警は5日、警察官への脅迫電話に関与した疑いがあるとして、名古屋市を拠点とする風俗店グループの元実質経営者、佐藤義徳容疑者(55)=同市昭和区福原町2=ら3人を脅迫の疑いで逮捕した。

ほかに逮捕したのは、いずれもグループの元会社役員で無職、青木公司容疑者(42)=同市千種区上野3=と山口修容疑者(37)=東京都世田谷区太子堂1。

県警によると、佐藤、山口両容疑者は「関係ない」などと容疑を否認。青木容疑者は警察官の住所や家族構成などを調べたことは認め、電話については「自分はかけていない」と供述している。

3人の逮捕容疑は2010年7~8月、5回にわたって警察官の携帯電話や自宅に公衆電話から電話をかけ、警察官の娘の実名を出して「どうなっても知らないよ」などと脅迫した疑い。

警察官は当時、山口組弘道会の資金源などを巡る捜査に従事。脅迫電話の相手は風俗店グループの通称を出して「捜査をしているだろう」とも語っており、県警は捜査を中止させようとしたとみて調べている。

県警は11年、ゴルフ場で弘道会幹部の身分を隠して一緒にプレーしたとする詐欺容疑などで、佐藤容疑者を逮捕。佐藤容疑者は12年に懲役2年6月、執行猶予4年の有罪判決を受けた。

一方、県警が脅迫電話を機に調べたところ、警察官らの自宅住所や電話番号などの個人情報が探偵業者などを通じ、不正取得されていたことが発覚。県警は11年秋以降、一連の個人情報の不正取得事件を摘発し、脅迫事件の捜査も続けていた。

投稿者 tokumei

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